Coup de Coeur!

君がみせてくれる世界はすべて

小さな奇跡、大きな未来〜Lilかんさい結成日によせて〜

私は忘れもしないだろう。

 

夏の東京ドームで悔しい思いをした彼らのことを。

 

そして、冬の京セラドームでトップバッターとして5人だけでステージに立った彼らのことを。

 

1月11-13日にかけて開催された関西ジャニーズJrとして初となる京セラドーム公演。


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開催が発表された時も夢を見ているようで、入った時も、なんなら今でも長い長い夢を見ているような気がしている。

もう同じメンバーで京セラドームの地を踏むことはきっとない。だからこそ、幻のように感じるのかもしれない。

 

関西ジャニーズJrはここ1年で取り巻く環境がガラッと変わった。関西ジャニーズJrには3つのユニットが出来た。

 

それぞれのユニットが1年間たくさんの思い出を重ねた歌や、

磨き上げたダンスのスキルだったり、

東京ドーム、初単独公演など数えきれないほどの経験、

そして、彼らが魅了してきたたくさんのお客さん

そのすべてが詰まった宝箱のような空間。

 

楽しくないわけがなかった。

 

特に、Lilかんさいは他の2組とは違う思いであのステージの上に立っていた気がする。

 

Lilかんさいはどちらかというと言ってしまえば関西Jrの中では恵まれた環境にいた人の集まりだ。入所してから、ちびの先頭として各々が競い、自らのあり方に悩みながらも笑顔で笑って、時にはマイクを持たせてもらって3秒笑ったりして、アイドルとしての道を真っ直ぐ進んでこれたタイプのジュニアだなと思う。

 

そんなLilかんさいが2019年、突然壁にぶち当たった。

 

「ジャニーズJr.祭 8.8

~東京ドームから始まる~」

 

この公演は東西ジャニーズJrが東京ドームで共演する公演。それこそ発表された時は「Lilかんさいが東京ドームに立つ日がこんなに早く来たんだなぁ」と感慨深かったし、Lilかんさいの夢が具体的に見える公演になるといいなとまで思っていた。

ぽる on Twitter: "5万人くらいのヲタクに一気にLilかんさいのダイマができる東京ドーム超有能な気がしてきた"

ぽる on Twitter: "東京初進出Lilかんさいの初仕事東京ドーム公演ってめちゃくちゃかっこよくない?????"

 

そうこの時の私は浮かれていたのだ。

 

グループのはずなのにLilかんさいにだけグループの時間が与えられない

 

なんていう試練が待つとも知らずに。

 

公演中のことは思い出したくもないんだけど、静かにライフが削られていった感覚だった。MC前のユニットコーナー、MC後のユニットコーナー、Lilかんさいに与えられた時間は美 少年とのノイナとキミアト。その間にも他のユニットはオリ曲を披露していて。次かな、次かなと待つのがだんだん辛くなってきて、8時が近づくにつれシャッフルユニットが始まり(琉巧くんは中学3年生なので8時以降は出れない)、そこで「あぁ時間もらえなかったんだな」って察した。

 

あの日私が流した涙は、スノストデビューおめでとうの涙でもなく、デビュー発表を裏で聞く自担を慮る涙でもなく、1曲も時間を貰えなかったことに対する怒りと悲しみの涙だった。

 

本当に本当に悔しかった。私は彼らの魅力を余るほど知っているのに、知って欲しいだけなのに、それを知ってもらえる機会が与えられない。足りない。もどかしかった。行程表を貰った時のLilかんさいどんな気持ちだったかなと思うと今でも胸が張り裂けそうだ。

ぽる on Twitter: "Lilかんさいがどうして1曲も時間を貰えなかったのか自分なりに考えてみて、出た結論が東京の大人に評価してもらえる材料が少なかったことが大きいのかなと思います。リプ欄続きます。 #マシュマロを投げ合おう https://t.co/CTh1LSucYG"

ぽる on Twitter: "オリ曲も直前に出来たこと(同じタイミングでなにわ男子にもオリ曲が来ていたけどこちらも披露されなかった)も、彼らが5万5000人を魅了するステージができるかどうかが未知数だったのかなと思います。関東Jrと一緒のステージに立って普段は感じない関西のアウェー感を感じました。"

ぽる on Twitter: "だけど、悔しいなという思いを感じることもきっと大切で。関東のJrの雰囲気をかんじることも、東京ドームの地を踏むことも、そして、デビューを身をもって感じることが出来たことは今回のJrドームに彼らが立った意義だと私は思っています。1曲も貰えなかったのは悔しいけど、"

ぽる on Twitter: "「あのJrドームの時Lilかんさいのことちゃんと見とけばよかった!!!」「うちわ買っとけばよかった!!!」って後悔させられるようなアイドルになって欲しいな!! なろうな!!!!上手くまとまらなくてごめんなさい。こんな駄文でも、少しでも助けになればいいなぁ…"

今思い出すとめちゃくちゃこの私は強がってるよなぁ……だって帰り道泣きながら「事務所は磨き方を知らないダイアモンドを握りしめている」っていうポエムツイート出そうとしてたもんね……よちよち……

 

8月15日のかんじゅ日誌の西村拓哉くんの言葉もめちゃくちゃ苦しかった。

Lilかんさいとして1曲、ドームで披露する夢は叶わなかったけど

これは僕らの実力、人気不足なだけです。ごめんね😅

大好きなグループの大切なメンバーに1曲歌えなかったのは実力、人気不足だと言わせてしまったこと。気遣わせてしまったこと。言葉にならない無力感。画面が滲んでなかなか読めなかった。ごめん。

 

だけどプロアイドル西村拓哉さんこれだけでは終わりません。

悔しい気持ち、モチベーション、仕事に対する意識がメンバー5人で合わさることができればいいグループになれると思います。

(中略)

だから何回も転ぶかもしれへんけど、絶対立ち上がっていくから、

ずっとずっと信じてついてきて欲しいです。

(中略)

しっかりと人気、スキルをあげて僕は絶対絶対ドームに帰ってきます

 

こうやって欲しい言葉を的確にくれるメンバーがいること。すごく嬉しかった。同じように彼らも悔しくて、だけど前を向こうとしてくれてる。嬉しかった。私なんかがウジウジしてる暇なんてなかった。

 

そして、Lilかんさいは秋冬と場数を踏んだ。なにわ男子、Aぇgroup!それぞれの単独公演のバック、Hey! Say! JUMP京セラドーム公演のバック。

 

3グループのうち、Lilかんさいだけ単独現場がないのはそれなりに悔しかったけど、バックはその先輩たちの背中を見ることで「魅せ方」を学ぶことが出来る、先ほどもいったように、なにわ男子、Aぇgroup!という対称な2グループをみて自分たちのグループに少しでも何か還元できてたらいいなと思った。

 



 

そして迎えた

関西ジャニーズJr. 関ジュ 夢の関西アイランド 2020 in 京セラドーム大阪 遊びにおいでや!満足 100%

 

余談だが、オープニング映像がRPGっぽく、関ジュシティという名前の町が出てきたのは京セラドーム公演は彼らの(アイドルとしての)旅路の中で、ゴールではなく通過点に過ぎないという意味があるのかなと個人的に深読みしていた(泣いた)

 

1曲目の曲は

Lil Miracle    

初めて聞いた時の感想は

ぽる on Twitter: "Lil miracleから始まる京セラ去年の東京ドームの鬱憤を晴らす方法として最適"

この時の私へ、わかる。

ちょうど東京ドームの直前に貰ったLilかんさいの初オリ曲だ。

 

この曲は

何十回 何百回 何千回 迎えに行くから いつも僕は君だけの王子様

という歌詞から始まる。

 

初めて聞いた時、

「迎えに来てくれた」と思った。

あの8.8に取り残されている私の思いを。

このために東京ドームの悔しさがあった気さえした。東京ドームで見たLilかんさいよりも何倍も大きかった。それはきっと彼らがこの半年で身につけた自信であり、表情であり、パフォーマンスが彼らを大きくみせているのだ。

 

もし、そのすべてが幻だとしても、笑顔で5万人の前で堂々とパフォーマンスをする私の知らないLilかんさいは確かにそこにいた。

 

静かで大胆なリベンジは大きな歓声の中でたしかに燃えていた。

 

だれがこのセトリを考えたのかは分からないけど、思いついた方に金一封と、願わくば買い物をしようとした時おつりがピッタリあるみたいな小さな奇跡がたくさん訪れてほしい。

 

嬉しかったことがある。オーラスでLilかんさいが初単独を発表した時にも同じような空気感を感じたのだけど、会場全体が、我が子を見るような優しい空気感だった。なにわ担、Aぇ担のお友達にもめちゃくちゃ褒めてもらった。Lilかんさいは秋冬で両グループのツアバをしていて、それがしっかりと実った気がした。みんなに愛されるLilかんさいの姿が何より嬉しかった。

 

またまた余談になるが、今回のコンサートが全体曲始まりではなく、各ユニオリ曲から始まるのは各ユニが次は単独でドームをやる未来を連想させる演出なのかなぁと思ったりした。少なくとも私には5人でドームを埋める未来が見えた。初単独ドームの時は京セラの映像をバックに、大人になったみんながバクステでLil Miracleを歌う演出から始めてくれ……死因エモになっても私のことはかまわないで……

 

風雅くんのことを少し話すなら、1番印象的だったのは外周でのファンサをする時ゆっくりゆっくりファンサをしながら歩きすぎてバンバンッの「そう夢を繋げる架け橋〜🎶」のところに間に合わなくなりそうで毎回最後ガンダしていたところだ。

 

あの優しい表情でペンライトの海を見つめる横顔を見る度、私は嬉しくて嬉しくて仕方なかった。何度も何度も客席に手を振る風雅くんは儚かった。

東京ドームのときはオタクの無力感に凹んだけど、京セラドームではペンライトとうちわであなたのファンであるとしがない自己主張をできるオタクであることが誇らしかった。

風雅くんのことは産みたいし、育てたいし、片思いされたいけど、だけどやっぱりアイドルの大西風雅くんが1番好きだなと思う。

 

自分の気持ちを表に出すのがちょっぴり苦手で、笑顔がふにゃっとしていて、自分にとって何が今求められてるのか客観的な視点から判断できて活かそうとする風雅くん。大好きです。

 

コンサート全体としてはやはりユニット3グループが主軸。いつまでも全員横並びで家族みたいに笑う彼らは見ていられないんだなぁと思ってすこし切なくもなった。

 

だけど西村拓哉くんが挨拶で

関西Jrの家族感は変わらない

という言葉をくれた。なんであの子はあんなにこっちが欲しい言葉がわかるんだろう。中身わたしのフォロワーだったりするんか????

 

そして3日間の挨拶は少しずつ内容を変えたものだったけど、

僕らLilかんさいが関西Jrを引っ張っていくことになっても

という言葉を意識的かな?と思うほど使っていた。もしかしたら、なにわ男子、Aぇgroup!というお兄ちゃんたちがそろそろJrでなくなるかもしれない、自分達が関西Jrの中心になるかもしれないという予感があるのかもしれない。

 

ここには関西Jrの遺伝子を継ぐものの覚悟がある。風雅くんが行動で示すなら、きっと拓哉くんは言葉で私たちを導いてくれるんだろう。ふがたくの概念上でのシンメとしての殴り方がすごい。

 

 

そして最後に、Lilかんさい1歳の誕生日おめでとう。

私はアイドルに永遠なんてないと思っています。だからこそ、「ずっと」5人で一緒にいたいと笑う君たちが若くて切なくてどうしようもなく愛しくて大好きだよ。永遠に一番近い今をたくさん重ねられますように。そしてそれをいつか永遠と呼べたらいいな。

 

そして最後にLilかんさいは2020年の目標として

・新曲(2曲)もらう

・新衣装を作ってもらう✅

冠番組をする✅

・単独公演をする(✅) 4月18日に開催予定

の4つをあげている。


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しかし……

 

1月が終わりもしていない間に3つも目標を叶えてしまったLilかんさい!?💦2020年は小さいどころか大きな奇跡も起こしてしまいそうで!?!LilかんさいはどこまでBigかんさいになれるのか?!次回 Lilかんさい初単独公演🎉デュアルスタンバイ!

 

ということで、2020年のLilかんさいもみなさまのたくさんの愛で包み込んでいきましょう!よろしくお願いします!!